社長の息子と恋



朝の直哉先輩へ言ったあたしの言葉を思い出す。


『………付き合ってるよ。』


本当あたし何してるんだろう。
嬉しそうにはしゃぐ美華の前でテンションが低いあたし。
そんなあたしに気付かず、美華はとんでもない事を言った。


「え~いいなぁ!
ならあたしも頑張っちゃお!
心亜が直哉先輩と付き合うなら秋元先輩の自転車の後ろはフリーよね?
メールがダメなら直接アタックよね!!」


えっ………………
心吾の後ろに乗るつもりなの?
あたしだけの特等席…


< 84 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop