24/7~キミを想う~【完結】
「アヤ、あたしは……」
「嫌われるのはあたしだけで十分。あたしがバイト辞めたらアリサがターゲットにされるかもしれないし。だからもうあたしと仲良くしないほうがいいよ?」
その台詞に聞き覚えのあったあたしは思わず唇を噛み締めた。
『あたしと話してると夏海に目つけられるかもよ。みんなのところに戻っていいよ?』
学校でクラスメイトに言った台詞が蘇る。
本当は傍にいて欲しかった。
ごめんね、ではない言葉が欲しかった。