24/7~キミを想う~【完結】

「先輩アイス嫌いなんですか?」


「あたし?嫌いじゃないけど……」


「じゃあ口開けてください」


「はぁ?」


ユーヤはそう言うとほぼ無理やりにあたしの口の中スプーンを押し込んだ。


「どうですか?」


「ん……美味しい」


美味しいと答えたものの本当は味なんかよく分からなかった。


ユーヤとの初めての間接キスはバニラの甘い味で。


あたしは柄にもなく頬を赤らめた。



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