24/7~キミを想う~【完結】
「先輩ももう3年生ですよ?そろそろ進路決めないと」
九州に行くかもしれないとユーヤに話したらどうなるだろう。
ユーヤは引き止めてくれる?
「……ユーヤに言われなくても分かってる」
「ですよね。それじゃ、また」
また強がって可愛げのないことを言ってしまった。
いつもだったらそんなあたしを受け止めてくれるユーヤ。
でもユーヤはくるりとあたしに背を向け、屋上から出て行った。