24/7~キミを想う~【完結】

学校を終え家に帰ると、待っていましたとばかりに母がリビングから顔を出した。


「アリサ、ちょっといい?」


「……うん」


何の話をされるかくらい聞かなくても分かる。


素直にリビングに入ると、母はテーブルの上にミルクティーの入ったカップを置いた。


「これからのこと……決めた?」


「あたしは九州には行かないよ。何と言われようとも」


「そう。それなら高校卒業後はどうするつもりなの?」


「大学か短大に行く」


「どこの?」


「まだ決めてないけどこれから決める」


そう口にすると母はハァと大きな溜息をついた。



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