24/7~キミを想う~【完結】
「もう……帰る」
視界が涙でぼんやりと滲みながらも、あたしは手元のバッグを持ち立ち上がった。
「先輩、ちゃんと話を……」
「あたしは話すことなんてない。触らないで!」
掴まれた腕を強引に振り払い玄関に向かう。
涙と鼻水で今のあたしの顔は酷いことになっているだろう。
でもそんなことを気にする余裕もない。
玄関のドアノブに手を掛けると、
「……――アリサ!」
ユーヤは再びあたしの腕を掴んだ。