24/7~キミを想う~【完結】
「……もしもし?」
5コール目で電話口から耳に届いた懐かしいユーヤの声はどこか力を感じなかった。
「……あたしのこと分かる?」
「分かりますよ」
ユーヤがそう呟くように言った後、電話口の向こうで男の声がした。
その声に聞き覚えのあったあたしは思わず顔をしかめる。
「陽と一緒にいるの……?」
「いえ……違い……」
ユーヤがそう言いかけた瞬間、「アリサか?今からうちに来いよ」そんな陽の冷たい声を最後に電話はプツリと切れた。