24/7~キミを想う~【完結】

「ユーヤ?ちょっと……ユーヤ!!」


何で?


どうして?


焦ってユーヤの体を必死で揺する。


もう二度と目を覚まさないような気がして。


もう二度とあたしの名前を呼んでくれないような気がして。


無我夢中で体をゆすり続けると、ユーヤはゆっくりと目を開けた。


「大丈夫です……生きてます」


ユーヤはそれだけ言うとまた目を閉じ夢の中に吸い込まれていった。
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