わたしはまた恋をする ~年下の彼~
悠斗君は私が玄関から出るとすぐに、私の手を掴んで走り出す。
「ちょ…悠斗君!?」
悠斗君の顔は見えなかったけど、彼の手は汗ばんでいて、多分急いでここまで走ってきたんじゃないかと思った。
初めて手を繋いだあの日のように。
「なんで走るの!?」
悠斗君は振り返らずに答える。
「窓から誰かこっち見てたんだよ!亜矢の親でも、優太でも、俺と居るところ…見られたくないだろ?」