苺みるく。
「おい、まだかよー。遅いぞ、澪。」



「あ、待って。すぐ行くから!」



私は急かされ、ゼリーを口に入れた。



時間無いし。



「ごめんね、智哉。」


智哉はゆっくり顔をあげて私の頬に手を伸ばした。



え・・・?


そして思いっきり私をつねった。


「遅すぎだろ!学校遅刻するだろっ。」


「いひゃい・・。」


智哉は手を離すと優しく笑った。

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