苺みるく。
「調子に乗らないで。」

すれ違う瞬間に智哉の彼女が低い声で言った。



今までに聞いたことのない声だった。



教室に響くような明るい笑い声の女の子が。



まったく表情を変えずに言ったことにショックを受けた。






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