*Long messerge*上
学校に着くと、
校門前で唯に会った。

それから3人で歩いていた。

「じゃあ、俺、
棟違うから…また後でな」

そういいながら
足早に別の棟に消えてしまった。

「行っちゃったね」

ふいに、
唯が言葉を漏らす。

「唯、好きなの?」

麻燈は、わざと平然ぶって唯に質問する。

「それ、自分に質問してんじゃん!」

唯は、麻燈に、にやりと笑う。

「何言ってんの??」

麻燈は、照れ隠しに笑ってみせる。

「あんた、分かりやすいんだよ。
まぢで……好きならそんな…
純なんて気にスンナよ!!!」

唯は、力強く麻燈の背中を叩く。

「イタァ…」

麻燈は、唯に笑う。

「でも……
本当、好きなんかじゃないから…」

麻燈は、そういいながら前に歩き出した。

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