*Long messerge*上
唯は、それでも黙っていた。

少し時間が経ったのかな……
唯が口を開いた。

「それはさ、
海の事が、あんた自身が好きなんじゃないのかな??」

そういいながら麻燈に笑いかける。

「でも…それは、
ないよ。きっと」

麻燈は、唯に話していたけど
心で自分に言い聞かせているように言う。

なんで、唯にこんなに本音を話せたかなんて分からないけど。
でも、唯には、初めて話すような感覚じゃなかった。

どこかで、話したことがあるような。
遠い記憶の中で頭が唯を覚えているような気がした。


< 62 / 301 >

この作品をシェア

pagetop