*BL*悪夢!?極道禁断愛★
おそるおそる
音がした方を見ると
そこには小さな
写真立てが落ちていた
「…ふぅ~。なんだよ~脅かすなよな!お前のせいで俺の寿命、十年は縮まったよ!」
俺は男のくせに
極度の怖がりで
お化け屋敷とか
大の苦手だ!
そのせいで
彼女ができないのかと
悩んだ時期も
あったけど
今じゃ、それ以上に
重大な悩みができたから
そんなことは
もうどうでもいい
「まったく!…仕方ねーな…」
床に落ちた写真立てを
そのままにして
おくのは何か
悪い気がして
俺は写真立てを
拾いに席を立った