百涙千笑-ヒャクルイセンショウ-

隣にいてくれたのは、

隣にいてくれたのは、
慰めてくれたのは、
いつも いつも
君だった。
…いや、君なんだ。

今でもそう。
不安な時も
疲れた時も
ずっと ずっと
傍にいてくれて。

感謝しなきゃいけないのに
君に甘えてしまって
君を助けてあげられないんだ。

“ありがとう”
って言いたいのに
“いつもごめんね”
しか言えなくて。

“大丈夫?”
って言いたいのに
“………”
何も言えなくて。

俺はダメな奴なんだ。
何も出来ない ダメな奴。

それでも構わない、と
君が言うから
だから甘えてしまうんだ。

君が隣りにいてくれて
僕は君に甘えてて
君は僕に微笑んだ。


†+――――――――+†

なんとなく感じた。
僕の前では雰囲気が変わる
君の横顔。

†+――――――――+†
< 48 / 78 >

この作品をシェア

pagetop