傷跡~貴方のために~
プロローグ





いつもと変わらぬ空...
私は煙草をふかす。
もちろん未成年だ。
学校の屋上で秋の生暖かい風に吹かれて、太陽の光に自分の腕をかざす。


腕に何本かのリスカの傷。


私は菊地凛。
高校生2年目である意味、学校に来ているだけ…




そんな生活が続くだけだと…
思っていた。


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