オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「でもミキさんの中にも、ぉとーさまの正義感みたぃなものってぁると思ぃますョ」

「そうかもな。
 オレもときどき自分が嫌になるしな」

ミキはそう言って、窓に自分が映ったのか、軽く頭突きする。

「ヤメてくださぃ。
 ァタシも、ヨースケさんもミキさんのことィヤじゃなぃし、今回もミキさんのぃろんなとこ見れてウレシィんですから」

「まったく、
 泣いたり笑ったり怒ったりな。
 最初事務所に来た時は、とりつくシマもなかったからな」

「ぁっそうだ。
 ヨースケさんもミキさんを男だって信じてましたしね」

「そうだったな。
 だけど実家行ったら、実は男だったとかあるかもな」

ミキはまだ隠してることがあるのか、いたずらっぽく笑った。


< 116 / 145 >

この作品をシェア

pagetop