Triangle‐狼達とうさぎの関係‐



スースーと寝息が聞こえる。



幸の体重がかかったことで
後ろに倒れそうになり
咄嗟に押し戻そうとした。



だけど想像以上に重い男の子の体は
どうしても思うようには動かせなくて
それどころか私の体力もなくなっていく。




「あ…っ。」



床に手を着こうとしたんだけど
咄嗟のことに力が入りきらなくて
幸の体を乗せたまま
ドンッと背中から床へ倒れてしまった。



衝撃による痛みを感じながらも
ふわっと柔らかい幸の髪の匂いと
完全に密着している体に
しばらく動けないでいた。



「ん……。」



幸の声で我に返る。



今…、私………。



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