ラブ☆シェア
「美耶子さん、
彼は、お姉ちゃんのこと、
どこまで知ってるの?」
「あぁ、そうね・・・
流産して離婚したことは
私が話したから
知ってる
それ以上のことは、何も・・・」
「そう・・・
美耶子さん、
私とお姉ちゃんのこと・・・
彼に、話しても、いい・・・?」
「・・・そうね・・・知っておいた方がいいわね・・・」
決心したような彼女の表情に
先生は頷く
「美耶子さん、
少しの間、お姉ちゃんを頼みます」
先生に頭を下げ、
俺についてくるようにと
目で促す
彼女の後をついて
病室を出た。