ラブ☆シェア

「何?何? なんかあったの?」



興味津々で由梨が聞く。



「ルームシェアだよ、あいつ、しっかり確認してくれてなかったんだよ!
木村先生のダチ、ルームメイトの主、女だったんだよ~」



「えーっ!?マジかよっ!俺代わりに行くよっ!
で、で、イイ女?歳は?」


「フツーなんじゃね、木村先生と同じみたいだし」



「くぅ~っ 年上かよ~ それもいーなー 珠樹、スキあらば、なんて思ってんじゃね?」



俺の肩をグイグイと揺らす隼人。



「なーに言ってんだよっ 俺、夕方からバイトだしガッコあるし、顔合わせるのなんてほとんどないから、そんなのありえねーって」



俺らの会話を聞いていた由梨が



「珠樹、そんなとこヤメて、早く次のとこ探しなさいよっ!」



怒ったように立ち上がり、バッグを掴んで、
テーブルを離れて行った。



< 48 / 286 >

この作品をシェア

pagetop