ラブ☆シェア
隼人にマンションまで送ってもらい、
車を降りた俺に、
助手席のパワーウィンドウを下げ、
「俺、実さん、もらうからっ」
隼人が俺に向かって叫んだ。
「もらうって、オイ! 彼女、彼氏いんぞ」
助手席に近づき、隼人に言った。
「そんなのカンケーねーよっ 俺は、狙ったら落とさないと気が済まないんだよ」
ニヤっと笑った隼人。
「俺は、カンケーないからな、巻き込むのだけは、ヤメてくれよっ」
そう、言い捨て、入口に向かった。