ラブ☆シェア

俺と、由梨と、米田哲弥、松本隼人、高木理子の5人は、大学入学当初から気が合い、何かとつるんで行動していた。


由梨と隼人が、同じ高校だったらしい。


学食に着くと3人がランチを取りながら盛り上がっていた。


「珠樹、遅かったね ちゃんと寝たの?睡眠はちゃんと取らないとダメよ はい、これ」


健康オタクでもある理子が、俺の手に3粒ほどの黄色いタブレットを乗せた。


俺のバイトのことを知ってるのは、由梨を含めて4人だけ。
決して、口外しない約束で、コイツらに話をした。
変わらずに、普通に接してくれるから、有難いし、うれしい。


「えー、またかよ、美味しくないじゃん、これー」


「つべこべ言わず、飲む!隼人、水ちょうだい」


隼人が飲んでいた、ペットボトルの水を奪って、俺に持たせた。
仕方なく、それを流し込んだ。


「珠樹、Aランチにしたの? 少しくれよ」


とっくにBランチを食べ終えた哲弥が、俺のランチのエビフライを取ってほおばった。


「まったく~、イイって言ってから持ってけよな~ 哲弥は、育ち盛りの中坊か!」


俺は朝昼兼用のランチを食べながら、たわいのない話をしてくるコイツらと過ごすこの時間が気に入ってる。














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