ラブ☆シェア
「来ちゃった~ ふふっ」
おどけて笑ってみせる由梨。
「えーー、ミズキの知り合いなの?」
俺と由梨を交互に見て、問いかけるカナタ。
「あ、あぁ、ガッコの友達、鈴木由梨」
「ヨロシクね、えっと・・・」
首をかしげ、カナタを見つめる由梨
「俺、カナタ、ミズキと同期、よろしく、どうぞお手を、由梨さん」
そう言って再び、胸に手をあて、由梨に差し出した。
「ふふっ、ありがとう」
カナタの差し出された手に、由梨の手が乗せられ、
階段を降りる2人。
そのあとを、俺も降りて、店に入った。