天才少女の育て方
通報部隊現る
すると、そこへヨクが息を切らして走ってきた。

「雫!なんだよ、いきなり外に出て!気付いたら、こんなことになってるし!」

ヨク・・・しゃべんないで。
あたしは、今・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










ちょっと、危ない状況なの。








「おっ、君も無事で・・・・・・・・おい、雫!」

雫は、全速力で走りだした。
さっき道路に飛び込み、子供を助けたばかりの子とは思えぬような速さ。

(雫、速っ!!!まぁ、無理もないか・・・って違うだろ!)

追わなきゃ!!!

「おい、待て!雫どこ行くんだよ!」

前を走る雫が叫んだ。

「ヨクは逃げてー!!!!」
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