愛してました
「付き合って…って?」
「日本語分かんない?」
響くんは私を小さい子供みたいに扱ってきたから、
少しイラッと来て、
「日本語くらい分かるもん!
子供扱いしないでよ!」
とか言っちゃった。
…怒ってる…かな、
「…ふーん。じゃあバラしてもいいわけ?
ちなみに太陽、好きなやついないらしいけど。」
…なんで…
そんな条件ズルすぎるよ…
しかも今そんなこと言わなくたっていいのに…、
「っ…それは…嫌だけど…
でもそんなの…っ響くんばっかいいことで
ズルいよ…」
私は泣きそうになったけど、
今泣いたらまた子供扱いされちゃう…
だから歯を食いしばって、
我慢した。
「…そんな顔されたら
困るんだけど。」
「っ…え?」
「もっと好きになってもいいわけ?
可愛いすぎて襲っちゃいそう」
「っ…そ…そんなこと…
知らないっ…よ…、」
そんなの理由に入んないからね…!
響くんってこういうイメージあったけど…
こんなに意地悪なんて…
「…んじゃあ、太陽に
彩夏のことどう思ってる?って聞いててやるよ」
そう言って部屋を出てった。
「…っ…意地悪、」