おとぎの姫君


けどその前に私にはやらなくちゃいけないことがあった



私はカイリとアルに事務作業室というところに連れて行かれた




事務作業室と呼ばれるところは
部屋全体が赤をモチーフに彩られていて、机や椅子は全て木製の豪華なものが置いてあった




「なあ、アスカの得意なことって何だ?」






「え?得意なこと?」






得意なこと
得意なこと


私は一生懸命考えた





「何かできることとか!やりたいことでも良いぜ」





アルは気軽にそう言うけど…




「じゃあアルは何やってるの?」








「え?俺は町の警備!」






「警備?!」






てっきりピアノ弾きかと思ってた
そっか、アルは仕事の合間にカイリと合奏してるんだ…
そういうのも何か良いな…








「お前は何やんだよ」





カイリに頭をこずかれて我に返る
私もアルみたく何か町の為にできることをしたいな…





って、何か私いつの間にかこの町になじんでるし…
< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

大空で駆ける
ASAHI/著

総文字数/30,031

ファンタジー142ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
高校に入学して初めての夏休み 夕佳(ユウカ)の一夏の体験 初恋 友情 青春 もし自分が他の人には無い "特別な力"を得たら どうしますか? 有効に 効率よく 後悔しないように使うことができますか? 初めての作品です! 記念すべき第1作、完結まで暖かく見守ってくれて もし何かを感じてくれたら嬉しいです!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop