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それはこの間までの
曖昧な〝好き〟じゃない。

はっきりとした
〝好き〟という気持ちを

伝えたい―…


「 陽太 」

「 ん? 」


「 あたし..陽太の事
すごく好きみたい 」


私の意味不明な急な発言に
君は再び私を抱きよせ、

静かに唇を重ねた。





「 絢、そろそろ皆教室
戻ってくるんじゃない? 」

「 あ 」

「 ん? 」

「 今あたしの事
呼び捨てしてくれた! 」


今朝みたいなぎくしゃくした
あの雰囲気が嘘のように、

あのキスでなくなった。


「 もう高橋に戻るのなしね 」


多分私達が恋人同士に
なったのは、3日前じゃなくて
今日だと思った。


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