ファーストキスは蜜の味。
第二ボタンまであいてる胸元をみると、べつになんもない。
恭兄は大きくため息をついた。
「若林ぃー。
キスマークつけるにはまだはやい年頃だぞぉー」
「――っっ!?
な、なにいって……っ!?」
クラスはざわついた。
冷やかしの口笛の音や、笑い声がきこえる。
あたしはキスマークあるのかわからず、とにかくシャツのボタンをかけた。
恭兄はそれを横目でみて、眼鏡の奥で笑った。
また…
――…わざと?