青い空、誓った想い
第4章 夏の暑さとすれ違う心

密かな想い

梅雨が明け、日差しが眩しい季節になってきた。




もうすぐ夏休み。




あれから、少ししてからヴァイオリンが弾けるようになった。

感覚が鈍っていたから戻すのが大変だった。


でも、ある意味で大変だったことに助けられたのかもしれない。

ヴァイオリンに必死で、余計なことを考える時間がなかったから。

ただ夢中で、ヴァイオリンを練習していた。






それでも、学校に行けば先生がいる。



先生の姿を見る度に、胸が痛むことは気のせいだと思うようにした。


先生の声を聞く度に、切ない思いに駆られそうになるのを必死で制した。
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