春夏秋冬
「その、袋はなーに?」
春哉があたしの袋を取ろうとする。
「だ、だめっ・・・」
あたしは、逃げ回るがすぐに捕まった。
春哉は、あたしの袋を開ける。
「これ・・・・・・」
あたしは頷く。
「ダイスキっ」
春哉はあたしに抱きついた。
「紫奈からもらったものなら、
なんだって、嬉しいよ?」
嬉しいのは、こっちだよ。ばか。
「じゃあ、俺のを紫奈がつけて
紫奈のを俺がつけるな。
紫奈、ありがとう。」