ある片想いの詩
君を忘れない

最後の恋だと信じた
全てを捧げる覚悟だった
君の泣いた顔も
怒った顔も
笑った顔以上に愛しかった
助手席で窓を眺める君は
きっと幸せだったと信じたい
別れてもうすぐ2年が過ぎる
君が住んでた街並は変わり
君と抱き合った場所
キスした場所は
少しずつ姿を変えていく
君は忘れてしまったかな
君にとってはただの恋も
俺にとっては最高の恋だった
今君に逢いたいよ
どんだけ強くなり頼りになれる男になったか
君ともう一度あの街で
他愛ない会話
くだらないケンカ
抱きしめあって
あの夜をもう一度
そうさ
未練がましい俺は
今も君が好きだった曲が
俺のお気に入りになってしまったんだ
君と出会ってなければ知らずにいた物事すべてが
俺の体に染み付いたんだ
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