先生は官能作家

◆幻想華…said SAKI




バラしてしまった俺の正体。




きっと結城は俺の事が嫌いになる。




それでも俺はこれで良かったと思う。




そうすれば、この想いを隠しておける。




彼女が慕っていたのは表。




裏ではない。




俺じゃ、ないんだ。





嫌われる覚悟は出来ている。





慣れてるさ、独りは。





本当の孤独は経験した。






あの人が消えた時に。








< 45 / 93 >

この作品をシェア

pagetop