愛の手
――…
あたしはこれから先、どうなるんだろう。
借金をしているヤクザの家に囚われたまま、あたしは自由を奪われるのかな。
空は、あたしの心をあらわすみたいに、真っ暗な闇夜。
もう夜なんだ、って呟いても、そばには誰もいない。
大丈夫、って心配してくれる両親もいない。
そうだ……
(お父さんとお母さん、はやく安心させてあげなきゃ)
小さな箱に入ったまま、きっと家にいる。
土に還して、安心させてあげなきゃ。