スピカ
小さいながらも愛を知っていた優羽と
小さくて愛を知らなかった俺
血が繋がっていないだけで虐待された。
クラスの奴にも血が繋がってない家族のくせに!って言われて避けられ続けていた。
そんな俺を優羽はわかってくれた。
愛してくれた。
信じてくれた。
抱きしめてくれた。
褒めてくれた。
愛してるって言ってくれた。
今の俺の夢は
優羽、お前と結婚することだ。
不可能だって知ってる。
いけない事だってもわかってる
だけど、止められない
愛してしまったから。