Flower -光を探して-
着いた先は、とある公園。

駐車場には私たち以外にも、色んな所から来ている車がたくさんあった。


「この藤公園は、けっこう有名な場所なんだ。もうすぐ時期が終わっちゃうけど…。俺、自然が好きでさ。花とか見ると、疲れた心が癒やされるんだよね。」

車から降りて、隣に並んで歩く。


「えっ、藤公園っていうのは藤の花のこと?」


私は、足が止まってしまった。

たぶん表情も強張っているかも知れない。
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