戦国桜話
第4章☆

おじいちゃんの話



―――――――――☆


『・・・よっとッ!』


私は勢いをつけて何日かぶりの自分の部屋へ降り立った


部屋に帰ったと同時に壁に立て掛けてある等身大の鏡に自分の姿を映す


よかった・・・・・・おばあちゃんになってない・・・


鏡の中には何ら変わりない自分の姿・・・


私は机に置いたままの携帯を手に取って開いた








4月23日・・・・・・








私が戦国の世界に行ったのが22日だったから・・・・・・


事実1日しかたってない・・・・・・


私が戦国の世界で過ごした日数は2日・・・


ということは・・・


戦国の世界の方が時間がたつのが早い・・・?


私はゆっくりと携帯を置いた


おじいちゃん・・・心配してるよね・・・


1日だけとはいえ・・・丸1日居なかった訳だし・・・


何て言い訳しよう・・・


「戦国の世界に行ってました!」


なんてファンタジー感溢れる理由だろう・・・・・・


そんなの通じる訳無い・・・・・・ってか信じてもらえない・・・・・・


私は深いため息を漏らした







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