戦国桜話




そしてしばらくして・・・・・・、


『はぁ・・・はぁ・・・そ、そんなに本気で追い掛けなくても・・・・・・』


『お前が逃げるからだろ?大木の周りクルクルと・・・・・・』


『だって普通に走ったら捕まりそうだったんだもん・・・・・・』


疲れて呼吸乱れまくりの私を何一つ、呼吸が乱れていない佐助は見下ろす


・・・・・・何であんなに走ったのに呼吸乱れてないの!!





ムカつくなぁ・・・・・・!






『佐助・・・そろそろ行かないと・・・・・・』


八神くんが私達の無意味な追いかけっこが終わったのを確認すると、口を開いた


『悪い』


そう言って歩きだす佐助達・・・・・・
















・・・・・・・・・・・・。
















・・・よし、決めた!!














『ねぇ、佐助??』


『・・・何だよ?』


佐助は私の方を振り向き、足を止める







『私も・・・一緒に行っていい?』







私は・・・まだ佐助達と一緒に居たい・・・・・・


それが私の心の中で出た結論だった







『・・・フッ・・・勝手にすれば?』


佐助が私に依然、俺様口調で言った


普通に言えないの?


こいつは・・・・・・・・・


『早くしろよ。置いていくぞ?』


佐助は立ち尽くしている私にそう吐き捨て歩きだした


『待ってよ!!』


私は足を動かし、佐助達の所へ走った
























これが・・・・・・・・・・・・私達の壮大な物語の始まりだった
























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