おまつりBoyと夢みるGirl
しばらくケータイを見つめてから、ベッドから足をおろす。
不思議。
元気なジョーの様子に、あたしのエネルギーも少しずつ復活してくるみたい。
ようやくキッチンに降りてきたあたしを見て、ママはほっとしたように笑ってくれた。
「ごめんね、ママ。ありがとう」
温めなおしてくれたごはん。
正直、そんなにおなかはすいてなかったから、大好きなから揚げをひとつだけつまんで口に入れた。
「また、行儀悪い・・・」
ってママは苦笑してたけど。