おまつりBoyと夢みるGirl
「・・・知ってたの?いつから?」
「いつからって・・・・なんとなく、だけどね」
「うそー・・・マジで・・・・・」
思わず、ベンチに座り込むと、エミがぼそっ、とつぶやいた。
「ほんっと・・・2人とも鈍感・・・・」
「は?」
「なんでもない。あ、ほらチャイムなってる」
「ちょ、待ってよ。エミ!」
すたすたと歩き出すエミの背中をあわてて追いかける。
「あ、そだ。明日のパーティさ、ジョーくんと来なよ。誘ってみたら?」
「え?・・・・」