おまつりBoyと夢みるGirl
第11章 カミサマに誓って
・・・・
少し遅れ気味に入った学校の講堂。
ちらっ、と視界の中にジョーの姿が見えたようなきがしたけど、一瞬で苦しくて、苦しくてくるしくてあたしはすぐにエミの姿を探した。
「エミ、おはよ」
「あ、まつり。って、ちょっと、いい?」
「え?うん・・・」
あたしの顔を見ると、エミはすぐにあたしの腕をつかんで講堂の外の廊下に連れ出した。
んん?
あたしがそうするのはわかるけど、
どうしたのかな。
「エミ、どうしたの?・・・・って、そうだ。あのね」
パーティーのこと、断ろうと思った。
そして、ジョーとのことも気をつかわないで、って言おうって思った。
だけど、
その言葉より、エミの方が先だったんだ。
「まつり・・・・・・聞いた?」
「え?」