本気の恋に出逢うまで
そっか…




沙菜はもうすぐ受験かぁ。




まぁ、あの子なら楽勝でしょ。




学年トップだし。




兄弟はみんな賢いんだよね。




自慢じゃないけど、私も学年トップだった。




「なぁ、さっきから携帯なってるの、沙緒のじゃないの?」




牛乳をコップに入れながら、机の上に置いてある携帯を見ながら玲が教えてくれた。




見ると、私の携帯がけたたましく鳴っていた。




「あっ、ほんとだ。」




着信を見ると、沙都姉からだった。




「沙都姉だ…どうしたんだろう?」




そう言いながら、通話ボタンを押した。




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