本気の恋に出逢うまで

最悪な男

「悪い、遅くなった!」




スーツを着て、短髪で長身で整った顔の人が私の前に座った。




「やっときたか、もう来ないかと思ったよ。
片付いたか?」




中原さんが聞いた。




「なんとかな、あんの野郎、こき使いやがって」




結構口悪いのかな?この人…




そう思いながら見ていると目があってしまった。




「どうも。」




私に挨拶をしてきた。




「こんばんわ、お仕事だったんですか?」




仕事なのは当たり前なのに話す事もないのでとりあえず当たり障りのないことを聞いてみた。




「そっ、さぁ今日は定時に帰れるぞーって時に、先輩の書類整理手伝わされたの。
直哉に言わないでなんで俺に言うんだよ。
あっ、店員さん、生ひとつちょうだい」




ぶつぶつ文句言いながら、ちゃっかりと飲むものを頼んでいた。




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