本気の恋に出逢うまで
「あ〜、腹減った!
昼から飲まず食わずだぜ!
いい加減解放してほしいよなぁ」




本気で疲れているのかため息をつきながら浅見さんは言った。




「それだけ頼りにされてるんだろ?」




機嫌をとるかのように中原さんは浅見さんに笑いかけながら言う。




「違うって!
あいつは俺をこき使うのに快感を感じてるんだって!
たかだか一年の違いなのにさ。」




本気で怒ってるのかビールを飲みながら愚痴を言っている。




「何ぐちぐち言ってるんだよ。
まぁ、食えよ。
腹減ってるから、いらつくんだよ。」




中原さんが、横からなだめた。




なんか、今違和感感じたんだけど気のせいかな?




私が話し掛けるタイミングを奪ったというか…




気のせいよね。




「あぁ、食うよ。
腹は減りまくってるしな。」




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