団☆乱ラン



宴は終わった。







て言うか、母さんの一言で・・・・・



「えっ!?産まれるって?」


「やだ!!ちよっと、もう9cm開いてるですって?ハリー先生は?は?往診?隣村に?30キロ先・・・そうよねええ・・・・・」


「仕方ないわねえ、あたしが引き受けるわ。その代わり名付け親はあたしよ!!」


「と言うわけだから、はい解散!!あたしがいないのにあんたたちが揃ってたって仕方ないでしょう?とっととお家に帰んな!じゃあね。・・・ブチッ・・・ツーツー・・・。」






そうしてお開きになってしまった。



だけど、助かった。


二ノ宮君の命も


静くんの追求も逃れられたし。


ありがとう!母さん!たまには良いことするんだね!









その時のあたしは助かった事に浮かれていて、


でも、そのせいで何もかもが中途半端で、鬱憤の溜まった人がいたことをすっかり忘れていた。


そう、やっぱり鬼毬様は鬼毬様でしかなくて


トラブルメーカで


蛙の子は蛙だったんだ。















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