素直にカエル2 ~先生と夏休み~
Story4

理奈の恋



11月に入り、段々とカイロを使う日が増えてきた


相変わらずの先生と、相変わらずな私


文化祭以来、何故か仲良くなった純くん

なんだか不思議な関係ができあがっていた


今日も私は3階の生物準備室へと向かう

「先生?いる?」

「ああ。今日もご苦労様。すぐ終わらせるから待ってて」


私は近くの椅子に腰をおろした


準備室は先生の飲むコーヒーの匂いが染み付いていた





< 216 / 267 >

この作品をシェア

pagetop