バツイチの恋



次の年はクラスを受け持つ
担任ではなく
算数の専任になった



担任じゃなくなってからも
航太の様子は
やっぱり一番気になる
つい姿を見つけると
目で追っている



表情も前より明るくなってる
学校へも休まず登校してる
安定してる様でホッとしてる



航太のお母さん
佐伯さんは役員を受けた様で
何かと用事で放課後に
職員室を訪ねてくる



顔を見るとドキッとする
自分がいる



佐伯さんは別の先生に用事で
俺に会いに来てる訳ではないのに



たまに他に先生がいない時には
航太の家での様子を聞いたり
その都度佐伯さんは
「本当に先生の御蔭です。
ありがとうございます。」
そう言ってくれる



けど自分はほんの少しの
手助けをしただけで
お母さんと航太自身の
頑張りがあったから
今があることを伝える





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