僕の姫に誓います。

それからはもうすごい忙しかった。

とりあえず色んな人に連絡して。

まずはあたしのお母さん。
お父さんが死んじゃってからずっと仲良しでいたお母さんにはホントに感謝してる。

だから可愛い赤ちゃん産んで喜んで貰いたい。
「悠希と結婚して幸せだよ」そう言って笑って、安心して貰いたいんだ。

だから一番にお母さんの番号へ指が動いた。


--カチッ--

「もしもし?水希?」

「うん、お母さん。今日は話があるんだ。大事なはなし…」

「何よ、改まって~。子供でもできた?」

「えっ?お母さん知ってたの?」

「やっぱり~。そんなとこじゃないかってさ、あんたがそんな電話してくるのなんて!」

「お母さん…」

「悠希さんに幸せにしてもらいなさい!あと可愛い赤ちゃん産んでよ~?(笑)」

「うん!!ありがとう…。」


やっぱりお母さんはなんでも分かっちゃってた。

ずっとずっとお母さんの娘だからね。

恥ずかしくて言えないから手紙にしてみようかな?

なんて思った。



また新たなSTART.
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