gloom of the prince〜恋する研究室〜
1.不機嫌ガール
恐ろしいほどのスピードで実験を終わらせてる子がいる。
黙々でもなく淡々でもなく、言うならガムシャラに実験してる感じ。
あまりの気迫に、声をかけづらい。
シゲに頼もう。
と、思ったけど、シゲは他の子を教えていて。
ダメだ、早くしないと片付けまで終わってしまう。
……仕方ない、俺が言うか。
「終わったら、報告してね?」
「……」
おい!
声かけたんだから、返事くらいしろよ。
「何か、機嫌悪くね?」
思わず俺が呟いた言葉に、明らかに不機嫌になった様子。
「わかりました!」
噛みつかんばかりの勢いで振り返った。
かと思うと、パッと顔色が変わった。
「わかってるなら、いいんだけど。」
やっぱり、俺、人に教えるのとか向いてねぇな。
今さらながら思う。
黙々でもなく淡々でもなく、言うならガムシャラに実験してる感じ。
あまりの気迫に、声をかけづらい。
シゲに頼もう。
と、思ったけど、シゲは他の子を教えていて。
ダメだ、早くしないと片付けまで終わってしまう。
……仕方ない、俺が言うか。
「終わったら、報告してね?」
「……」
おい!
声かけたんだから、返事くらいしろよ。
「何か、機嫌悪くね?」
思わず俺が呟いた言葉に、明らかに不機嫌になった様子。
「わかりました!」
噛みつかんばかりの勢いで振り返った。
かと思うと、パッと顔色が変わった。
「わかってるなら、いいんだけど。」
やっぱり、俺、人に教えるのとか向いてねぇな。
今さらながら思う。