この想いを君に… −あの場所へ−
ピットに入ってきたそーちゃんの傍に駆け寄る。

そーちゃんがマシンを降りてゆっくりとガレージ内に入る。

その瞬間、倒れかけた。



私が抱きつくような形で体を支える。

何にも知らないファンの人達からは冷やかしの声が上がるけど。

ここでそーちゃんが倒れる事があれば…

みんなに病気がバレてしまう。



すぐ近くの椅子にそーちゃんを座らせると

「真由、ごめんね」

耳元でそーちゃんが呟いた。
< 144 / 417 >

この作品をシェア

pagetop