この想いを君に… −あの場所へ−
「…でも」

「やるしかないんだよ」

そーちゃんは俺の言葉を遮った。

「今、俺のやってきた事を引き継げるのはお前しかいないんだ。
…光がいればお前への負担は少なくて済んだかもしれないけど今は光もいない」

俺は頷く。

光さんがいればどれだけいいだろう。

ずっと思ってきた。

だって光さんは監督になってこのチームを引っ張ってきたそーちゃんをずっと見てる。

それに対して俺は途中でチームを移籍して海外に行ったりしていたからその辺りがよくわからない。



「それでも祥太郎」

信号待ちで俺はそーちゃんを見た。

そーちゃんは微笑んで

「お前は赤ちゃんの時からこのお店やチームと共に一緒にいたじゃないか。
小さい頃から見てるから体が覚えているはずだよ」
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